ラジオ放送を行なっていたNHKと民放テレビ局は、ラジオドラマを制作するために自前の放送劇団を組織して専属の俳優を持っていた。テレビの草創期は芸能プロダクションが未発達だったこともあり、その初期はラジオ時代と同様にNHKが自前でタレントを養成して、ドラマやバラエティに出演させた。また、五社協定により映画会社所属の俳優のテレビ出演に制限があったため、新劇の俳優を多く使ってきた。その後は、芸能プロダクションが隆盛。養成機関で演技の訓練を受けていないタレントがドラマに出演したり、人気俳優を抱えるプロダクションが、配役に影響力を及ぼすことも多い。
1990年代後半から、出演する俳優・タレントは徐々に低年齢化する傾向にあり、ことにゴールデンタイムのドラマにおける主力女優は20歳前後が中心になっている。そのために演技力に疑問符のつく作品も見られるようになった。無理な脚本や現実にはありえない設定などから、作品そのものの評価が低いケースもある。視聴者も若年層に偏る傾向にあり、かつてのように国民的な人気を博すドラマは出にくくなっている。
一連の柴門ふみ原作ドラマに見られるように、人気コミックのドラマ化は以前から行われ、好評を博すケースもあった。近年はことにその比率やヒット作の割合が多く、存在感を増している。人気漫画を原作にすれば、小説と比べても数の多い漫画のファン層の確実な視聴を望めるうえ、コミックの販売部数の増加も期待できるなどの相乗効果が指摘されている。その一方で、オリジナルドラマを軽視する傾向は、若手脚本家の育成につながらないとの指摘もあり、安易なコミック原作への依存には批判も多い。
原作をドラマ化するにあたって、原作の登場人物の名前や性別を変更することがあるが、原作を軽視しているとして原作ファンからの批判が多い。
最近では、制作局のアナウンサーが出演することが多くなってきている。本業であるニュースキャスターやレポーターで本人役というケースもあれば、まったく違う役柄で出演することもある。この場合の大半は、出演するアナウンサーがレギュラーを受け持つ情報番組でドラマ宣伝する意図もある。
近年では、放送日当日(週末なら金曜日)の朝の情報ワイドショー番組から夕方の報道番組にゲスト出演をはしごして、番組宣伝をするケースが多い。
アメリカ人プロデューサーであるデーブ・スペクターは、日本のテレビドラマについて「演技も良くないし、物語に工夫がない」とし、その理由として「力のあるプロフェッショナルが売り込む俳優を使わざるを得ない業界構造がある」と述べている
ドリマックス・テレビジョン - 松竹の映画監督木下惠介が、1964年に「木下惠介プロダクション」として創立。
テレビマンユニオン - TBS出身者が1970年に創立。
国際放映 - 前身は映画会社新東宝。現在は東宝の傍系。同じく世田谷区にスタジオを構える。
東映 - テレビ部門を持つ。テレビ朝日の大株主で開局時より関係密接だが、他局とも積極的に提携。京都撮影所では時代劇やサスペンス、東京撮影所では特撮、刑事ドラマを得意とする。
共同テレビ - フジテレビの子会社。元はニュース専門制作会社だったが、バラエティやドラマにも進出した。
東宝 - 映画会社であるが、日本テレビの土曜ドラマの製作を行っている(『マイ☆ボス マイ☆ヒーロー』など)。世田谷区に日本最大の撮影所を持ち、70年代まではたとえ閑古鳥が鳴いても原則ここを映画にしか使わせなかった(TV映画を東宝で受注しても国際放映などに孫受けさせた)が、近年は一転してバラエティでさえ使用可となっている。
C.A.L. - 時代劇を主とする。代表作は『水戸黄門』。東映京都撮影所に孫受けさせる例が多い。
大映テレビ - 1970年にTBS系列で放送した「赤いシリーズ」や、1980年にTBS系列、フジテレビ系列で放送した「少女シリーズ」(『スチュワーデス物語』、『ヤヌスの鏡』など)といった代表作を生み出した。現在はほとんど、フジテレビとテレビ朝日の2時間ドラマなどで製作に関わっている。
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